オープンソースで注目されるSupabaseが、なぜ数百万ドルの契約オファーを断りながらも評価額50億ドルに到達できたのか?Vibe Codingブームの裏側と創業者の戦略を読み解き、スタートアップの進むべき姿を考えます。
Vibe Codingとは何か?そしてその広がり
Vibe Codingとは、楽しく気軽に、でもプロダクティブにコードを書く開発スタイルを表す言葉です。特に若い開発者や個人プロジェクトの間で流行しており、見た目や操作感にもこだわったモダンな技術スタックが好まれています。
この流れを支える技術の一つがSupabaseです。Firebaseに似た使いやすさを持ちながら、PostgreSQLベースで透明性が高く、セルフホストもできる点が注目されています。
- バックエンド初心者でも扱いやすい
- モダンなUI/UXとの相性が良い
- コミュニティ駆動で誰でも改善に参加できる
Supabaseの成功の背景と資金調達の流れ
Supabaseは2020年にスタートし、わずか数年で評価額50億ドルに到達するスタートアップとなりました。その背景には、オープンソースとしての透明性と、開発者ファーストの姿勢があります。
シリーズA、Bと順調に資金調達を重ね、今回のラウンドではRedpointやCoatueといった著名ファンドが参加しました。特筆すべきは、数百万ドル単位の超大型エンタープライズ契約を複数断った上でのこの評価額です。
なぜSupabaseは契約を断ったのか?CEOの戦略に迫る
SupabaseのCEOであるPaul Copplestone氏は、「長期的なコミュニティ重視」と「自社のコントロール維持」のために、エンタープライズ契約を断る決断を下しました。
契約を受けてしまえば短期的なキャッシュは得られますが、特定の顧客に合わせた機能開発に追われ、プロダクトの方向性がぶれる可能性があります。その代わりにSupabaseが選んだのは、全てのユーザーにメリットがある機能に集中する道でした。
English: “Supabase turned down multi-million dollar enterprise contracts in favor of building infrastructure that benefits the entire community.”
日本語: 「Supabaseは、コミュニティ全体に利益をもたらすインフラを構築するため、数百万ドルのエンタープライズ契約を断った。」
英語で味わう:重要用語解説
- Valuation(企業評価額): 投資家が企業にどれだけの価値を見出しているかの指標。資金調達でよく使われる。
- Open-source(オープンソース): ソフトウェアのソースコードを無償で公開し、誰でも利用・変更ができる形態。開発者の支持を得やすい。
- Infrastructure(インフラストラクチャー): ソフトウェアやサービスを動かすための基盤技術。データベース、API、認証などが該当する。
まとめとアクション
Supabaseは、短期の利益を優先せず、開発者ファーストの哲学を守り抜いたことで、評価額50億ドルという成果を手にしました。Vibe Coding文化の後押しもあり、今後の成長も期待されます。オープンソースと戦略の力を改めて実感できる事例です。
自分のプロダクトでも同じように成長させたいなら、オープンソースや開発文化のトレンドを味方につけるのがカギです。
Source: Supabase hit $5B by turning down million-dollar contracts. Here’s why.

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